9月28日午後4時半頃、嵐・櫻井翔と相葉雅紀が、一般女性と結婚したことをファンクラブサイトを通じて同時発表。ジャニーズ事務所は、同日午後5時をメディアの情報解禁時刻に定める旨を各媒体に通達していたようだが、「解禁時刻を待たずして、ファンクラブ発表を引用した結婚報道がネット上に見られた」(テレビ局関係者)という。
ファン・ファーストを掲げるジャニーズ事務所は、所属タレントの結婚や退所、グループの活動休止または解散に際しては、基本的にファンクラブ会員に向けての報告を第一に行っている。
「今回も、各メディアが報じるよりも先に、ファンクラブ会員専用サイト内で櫻井と相葉の結婚と、それぞれのコメントが発表されました。ファンクラブサイトなどの有料サービスからデータを引用して記事化することは、場合によっては著作権侵害になってしまうこともあり、ジャニーズのみならず多くの芸能プロダクションで『禁止事項』とされています」(芸能ライター)
ところが、今回はFCサイトが更新された午後4時半直後、ネットメディア「ENCOUNT(エンカウント)」がこの“タブー”を破る形で、結婚発表と2人のコメントを報じたという。
「そのため、ジャニーズが予定していた情報解禁時刻より30分ほど早く、2人の結婚は一大ニュースとしてネット上に広まり、ヤフーニュースのトップにも掲載されてしまった。同媒体はジャニーズサイドからも抗議を受けたようで、その後、ニュース記事からは、櫻井と相葉のコメントが削除されましたが、当然“後の祭り”です」(同)
なお、以前にも、このタブーを知らずにニュースサイトが同様の“ファンクラブ会員限定コンテンツを引用”して記事配信を行い、ジャニーズサイドから抗議を受けるという事態も発生していたという。しかし、こと「エンカウント」に関しては、メディア関係者の間で「確信犯では?」と指摘する声が相次いでいるようだ。
「『エンカウント』は、スポーツ紙のベテランスタッフが独立して立ち上げたサイトで、最近では各スポーツ紙の記者を“引き抜いて”いることから、業界内では注目されていました。スタッフは芸能ニュースの取り扱いに関するノウハウを持っていますし、ファンクラブサイトの情報の引用はNGであり、情報解禁の時間も指定されていたことは、当然把握しているはず。しかし対外的には、『ファンクラブ会員のスタッフが、たまたま発表を目にして、タブーを知らずに記事化しただけ』というスタンスをとっているようで、業界の人間は誰もそんな言い訳は信用していません」(前出・関係者)
FC会員向けの情報の取り扱いと情報解禁をめぐるジャニーズとウェブメディアの攻防戦は、今後も続くこととなるのだろうか。
引用: https://www.cyzowoman.com/2021/09/post_360225_1.html
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