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 今夏、盛り上がった東京オリンピック・パラリンピックも終わり、芸能界では早くも年末の足音が聞こえてきている。目下大忙しなのが、NHKの紅白歌合戦のスタッフたちだ。

「例年、9月からその年の紅白の出演アーティストの選考が始まるのですが、紅白は音楽業界で影響力のある番組なので、芸能事務所やNHKの各番組との膨大な調整作業が発生します。かなりの数のアーティストをリストアップして、毎日のように会議を繰り返して絞り込んでいくんです。遅くても11月の中旬には記者会見を開くスケジュールなので、今月中には今年の出場歌手がおおむね決定する予定です」(民放関係者)

 去年と同じくコロナ禍の中での開催となるが、今年の目玉となる企画は、やはり東京オリ・パラ絡みのものになりそうだ。

「金メダリストをなるべく一人でも多く出演させるような、構成にしようとしています。アスリートたちの名場面を編集した映像もかなりの尺を使って放送する予定のようですし、五輪関連企画だらけの紅白になるのは間違いありません。その中で、出演者としてどうしてもブッキングしたいのは、やはりNHKの五輪中継や番組で大活躍をした嵐の櫻井翔さんと相葉雅紀さんです」(民放関係者)

しかし、この2人の紅白出演は実現しない可能性も高いというのだ。

「NHKとジャニーズ事務所はすでに出演をする方向で話を進めているのですが、櫻井さんと相葉さんは出演について返事を保留していると聞きます。2人は紅白に特別な思いを持っていて、次に出るのも5人揃って嵐として出演したいと話しているとか。五輪という特別な事情があるとはいえ、2人だけで出演することにためらいを感じているようなんです。ただ、事務所としては今後のNHKとの関係を考えると、なんとしても2人に出演をしてもらわないと困る。説得を試みているようですが……」(民放関係者)

ジャニーズ事務所が、どうしても櫻井と相葉に出演してもらわないと困る事情とは?

「NHKは、パラリンピック関連のサポートで大活躍した元SMAPの草なぎ剛さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんの『新しい地図』にも紅白出場をオファーしていて、パラリンピックの選手との共演も検討しています。とはいえ、ジャニーズの現役タレントと同じ舞台に上げるわけにはいかないので、競技が行われたいずれかの施設から生中継で出演してもらう予定です。なので、このまま櫻井さんと相葉さんが出場しないということになったら、紅白のオリ・パラ企画の主役が『新しい地図』ということになってしまう。ジャニーズ事務所は、それだけはなんとしても阻止してメンツを保ちたいと考えているようです」(民放関係者)
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そうは言っても、話は直前までまとまらない可能性が高いという。

「大野智さんの“デート”スクープが週刊誌に出ましたが、櫻井さんはこれを自分のせいではないかと悩んでいるようです。というのも、櫻井さんは五輪の番組で、大野さんが競泳金メダリストの大橋悠依選手へ送ったメッセージを代読して話題になりました。休業中の大野さんを話題にしたことで、スクープを誘発したのではと考えているみたいなんです。実際にはそんなことは無関係でしょうが、それでも櫻井さんは気持ちがスッキリしない。嵐を連想させるような仕事は控えるべきか、悩んでいるのかもしれません」(民放関係者)

 ではバタバタ感が否めないジャニーズ事務所。年末の紅白でもそれは変わらなそうだ。ジャニーズ事務所と紅白をめぐるドタバタは、ギリギリのタイミングまで続きそうだ。

引用: https://www.cyzo.com/2021/09/post_291221_entry.html