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 年末が近づくと、出場者が毎年話題になるNHK『紅白歌合戦』。NHKは紅白出場者の選定方法を明らかにしていないが、ジャニーズ事務所のグループが毎年ゾロゾロと出場することで、非公式ながら「ジャニーズ枠」なるものが存在すると囁かれ続けてきた。しかし、今年からその枠がなくなる可能性があるという。

「その年にヒット曲もなければ大した活動もしていないジャニーズのグループが不自然に出演することもありますが、嵐などのバーター扱いだと言われています。NHKとしては、他の番組でジャニーズのタレントを使いやすくなるので、紅白の枠を提供していたのでしょう。テレビ関係者や音楽関係者の間では、暗黙の了解になっていました。ただ、その『ジャニーズ枠』がついに今年からなくなるという情報がまことしやかに流れているんです。紅白の出場歌手の選定は、毎年9月頃から水面下で始まるのですが、今年はジャニーズのグループも、他の歌手と同じくNHKへの貢献度や実績を検討した上で選定されると言われていますよ」(民放関係者)


あれほど蜜月関係にあった紅白とジャニーズなのに、なぜそんなことが起きているのか?

「嵐が活動を休止したこともあって、今年の紅白は目玉企画がないことが危ぶまれていました。そこでNHKは、元SMAPの草なぎ剛さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんの『新しい地図』の出場を検討しているようです。当初は、『逃げ恥婚』で世間を湧かせた星野源さんと新垣結衣さん夫妻の共演を今年の目玉として予定していたのですが、星野さんサイドから丁重にお断りされてしまったようです。その代わりに、パラリンピックの特別親善大使として今年大活躍した『新しい地図』の出演を、ということになったんです。
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 話題性はバツグンですし、何より『新しい地図』の紅白出場については、毎年ファンから投書や電話でかなりの問い合わせがあるんですよ。これまではジャニーズ事務所への“忖度”もあって出演は実現しませんでしたが、今年はジャニーズの枠を削ってでも『新しい地図』を出演させようという企画が進んでいます」(民放関係者)


「新しい地図」を引っ張り出したいというNHKの思惑はわかるが、なぜ、ジャニーズの枠を削る必要があるのだろうか?

「ハッキリ言うと、NHKサイドとしては『新しい地図』の出場をきっかけにして、ジャニーズグループの枠を廃止してしまいたいんです。視聴率で考えれば、Hey! Say! JUMPや関ジャニ∞を出場させるよりも、話題のYouTuberを出したほうが若者ウケもいいし話題性もある。もう、ジャニーズのグループで若者の視聴率を確保するというやり方は通用しなくなっているので、その“残務整理”をしたいところなんです」(NHK関係者)

 さらに、ジャニーズ事務所にとって脅威なのは、“辞めジャニ”たちの紅白出場が検討されていることだろう。

NHKは最近、元NEWSの手越祐也さんの身辺調査をして、おかしな連中と付き合いがないか調べているようです。つまり、手越さんの紅白出場の可能性も出てきている。また、音楽活動で固定ファンのいる赤西仁さんと錦戸亮さんの2人にもオファーをするつもりのようです」(民放関係者)
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ただし、紅白の制作陣も急に“反ジャニーズ”体制になるわけではなく、それなりの配慮も忘れないのだとか。

「『新しい地図』の紅白出演は、国立競技場など、パラリンピックで使用したいずれかの会場からの生中継を予定しているようです。これは、ジャニーズの所属タレントと絡まない構成にするため。“辞めジャニ”が出演する場合も、同じく中継での出演はマストになりそうですね」(民放関係者)

 嵐が活動休止をしたことでジャニーズ事務所の弱体化が囁かれる中、紅白歌合戦でもついに“忖度”をやめる動きが出始めているようだ。

引用: https://www.cyzo.com/2021/09/post_290299_entry.html