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 山下智久が、2022年に世界同時放送&配信を予定している『Drops of God/神の雫』(仮題)で海外ドラマ初主演を務めることが24日に発表された。ファンから祝福の声が集まる一方、かつての“相方”であるKAT-TUN・亀梨和也との「因縁」も話題になっている。

 同ドラマは、美食学や高級ワインの世界をテーマにした日本の人気コミック『神の雫』(講談社)が原作。今回は仏英日の多言語ドラマシリーズとして映像化され、米レジェンダリー・テレビジョン、米ダイナミック・テレビジョン、仏フランス・テレヴィジオン、Hulu Japanという英仏日の4社による共同製作となる。全8話を予定しており、日本ではHulu独占配信となる。

 海外ドラマ化にあたって、原作の主人公・神咲雫はフランス人女性・カミーユに設定を変更。映画『エンジェル、見えない恋人』などで知られる仏女優フルール・ジフリエが演じる。山下が演じるのは、原作で主人公のライバル役だった若きカリスマワイン評論家・遠峰一青。製作陣は「主人公を男女にすることで、経験する感情も違うものになり、多くのドラマが生まれます」などと設定変更の狙いを明かしており、どうやら一青とカミーユの“ダブル主人公”という形式になりそうだ。

 海外進出を掲げていた山下にとって、今回の「海外ドラマ初主演」でひとつの大きな目標を達成したともいえる。ネット上では「Huluで主演なんてスゴすぎ」「本当に山Pが国際派俳優になっていく」「海外ドラマ初主演おめでとう!」といった驚きと祝福の声が殺到し、SNSで「海外ドラマ初主演」「山下智久」がトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいる。

 しかし、その一方で「実質的に日本のドラマなのでは」「原作も日本の漫画だし、海外ドラマじゃなく『海外ロケ』じゃないの?」「山Pが主演ってHulu Japanのゴリ押しを感じる」といった声もあるようだ。

「昨年、山下は日欧共同製作のHuluオリジナルドラマ『THE HEAD』に出演し、海外ドラマのメインキャストのひとりに抜擢されたことが話題になりました。ただ、製作総指揮を務めたラン・テレム氏が『Hulu Japanが山下の起用を猛プッシュしてきた』と明かしたことで、一部で『ゴリ押しだったのでは』と騒がれる事態に発展。そのイメージが残っているため、今回もうがった見方をする人が少なからずいるのでしょう。もっとも、テレム氏は同作が日本やアジア圏で成功する大きな原動力になったとして、山下の存在を評価しています」(芸能記者)


 また、ジャニーズファンの間では「修二と彰」や「亀と山P」として山下とユニットを組んでいた亀梨との因縁が話題になっているという。


「実は『神の雫』は2009年に日本テレビ系列で実写ドラマ化されており、その時の主演が亀梨でした。こちらは原作どおりに神咲雫が主人公なので、遠峰一青を演じる山下とは役柄こそ違いますが、同じ原作でドラマ主演するというめぐり合わせにファンがざわついています。亀梨版のドラマは初回こそ平均視聴率が10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったものの2話以降は急降下し、4~5%台にまで落ち込んだため、一部で『亀梨の黒歴史』とも揶揄されている。山下のジャニーズ事務所退所によって『亀と山P』のアルバム発表やツアーはお蔵入りになってしまいましたし、もし同じ原作で山下が国際的なヒットを飛ばしたら、皮肉めいた話になりそうです。また、今回の報道ではメディアによって亀梨版のドラマに触れているところとそうでないところがあり、ジャニーズ事務所への忖度が垣間見えるという意味でも注目を集めています」(前出)

 山下のジャニーズ退所をめぐって、不満をこぼしていたと報じられたこともあった亀梨。まさか、過去に自身が主演した作品の「海外ドラマ版」に山下が主演するとは思ってもみなかっただろう。Hulu Japanの親会社であり、過去に亀梨版を放送していた日本テレビがどのようなプロモーションをするのかといった部分も含め、山下の「海外ドラマ初主演作」は今後も注目を集めそうだ。

引用:https://www.cyzo.com/2021/08/post_289503_entry.html